現在ボートレーサーは
約1600人いるのですが
選手は4種類の
級別に分かれています。
級別=選手のランクと
考えてもらえれば良いです。
一番上から順に
A1級、A2級、B1級、B2級
となっています。
級別は選手の強さを計る
バロメーターみたいなものです。
今回はこの級別について
詳しく解説していきたいと思います。
タップできる【目次】
選手の級別はどうやって決めるの?
選手の級別は
・定率
・2連対率・3連対率
・勝率
・事故率
・最低出走回数
以上の5つの要素で
決まっています。
レースの成績のみで
半年毎で級別が
決められています。
級別審査期間は
5月1日~10月31日と
11月1日~翌年の4月30日まで
級別の適用期間は
毎年1月1日~6月30日までと
7月1日~12月31日までと
異なっています。
定率
成績上位の何%が
その級別になれるかを
表したものになります。
一番強いとされる
A1級は全体の上位20%になります。
2連対率・3連対率
2連対率・3連対率とは
2連対は2着以内
3連対は3着以内に
入る確率です。
ちなみにA1級になるには
2連対率が30%
3連対率が40%以上
必要となります。
勝率
レースには常に点数があり
着順によって点数が変わってきます。
例えば一般戦の場合
・1着10点
・2着8点
・3着6点
・4着4点
・5着2点
・6着1点
という風に決まっています。
その点数を足して
出走回数で割ると
勝率になります。
事故率
事故率に関しては
事故にも点数が
ついてあります。
不良航法・待機行動違反 2点
選手責任失格・欠場 10点
妨害失格 15点
優勝戦以外のフライングと出遅れ 20点
優勝戦でのフライングと出遅れ 30点
この事故点の合計を
出走回数で割った数値です。
ちなみに事故率0.70を超えると
B2級へ降格します。
最低出走回数
最低出走回数は
その級別に
なるための出走回数です。
A1級・A2級・B1級・B2級になる数値
審査基準については
わかっていただけたと思います。
各級別になるための
基準を書いていきます。
A1級
定率20%
勝率は定率で変化するので参考値となります。
6.20以上が必要。
2連対率30%以上
3連対率40%以上
事故率0.70以下
最低出走回数90走以上
A2級
定率20%
勝率は定率で変化するので参考値となります。
5.40以上が必要。
2連対率30%以上
3連対率40%以上
事故率0.70以下
最低出走回数70走以上
B1級
定率50%
勝率は定率で変化するので参考値となります。
2.00以上が必要。
事故率0.70以下
最低出走回数50走以上
B2級
定率10%
A1級、A2級、B1級の
条件を満たしていない者。
又は事故点0.70を上回っている者。
新人選手となります。
級別の平均年収と出走について
級別の平均年収は
A1級:約3300万円
A2級:約1800万円
B1級:約1100万円
B2級:約500万円
となっています。
基本的にA1級になると
賞金の高いSG・G1レースなどの
斡旋も入りやすいため
A2級とは1500万円も
開きがあります。
出走回数
選手は日本モーターボート競走会の
あっせん課から
レースの斡旋を受けます。
選手が出たいと思っても
出れるものではありません。
成績が優秀な選手は
優先して斡旋されます。
月の稼働日数は
A1級で15日
A2級で15日
B1級で12日
B2級で8日
稼働日数によっても
年収に大きく影響しているのが
わかると思います。
なので選手は
上の級へ目指して
日々鍛錬をしているのです。
期末の勝負掛けについて
まず勝負掛けとは
選手にとって
重要なレースの
ことを指します。
期末は各級別の
ボーダーライン上にいる選手は
一つでも級別を上げたいため
無理を承知で
一つでも上の着順を狙います。
レース場でのアナウンスや
サイトでも記載があるので
チェックしてみてください。
事故点が高い選手は
期末は無理出来ず
無事故完走を目指すため
買わないことを
おススメします。
最後に
今回は級別審査について
解説をしました。
舟券を購入するときのチェックポイント
・期末は勝率がボーダーライン上の
選手は積極的に買い。
・期末の事故点が
高い選手は買わない
・選手の勝率に注目!
特にB1級は勝率に開きがあるので
級別だけで判断するのは危険。