近年のボートレースでは
インコースが絶対的有利とされており
特に最近ボートレースを始めた方は
インコースから買っておけば
当たるだろうと思っておられる方も
いらっしゃると思います。
この選手が1号艇なら逃げるだろう!と
思って舟券を買っていて
2〜6コースのB級選手が一着になり
なぜ負けたの?
と思った事は一度はありませんか?
今回はなぜそうなるのか?
また、そうなりやすい条件の時を
ご紹介したいと思います。
本命党ならその条件の時は購入しない。
穴党ならその条件の時はインを切れる。
そんな感じで読み進めて
もらえたらと思います。
タップできる【目次】
イン逃げについて
まずはイン逃げについて簡単な説明を。
イン逃げはインコースから
スタートすると1マークまで
外に向かって走ります。
これをハリと呼ぶのですが
各場の規定(コース幅が異なるため)
に沿ってハリを行い、マイシロをとります。
そこから先に回り、1着になると
決まり手がイン逃げとなります。
わかってる方は多数
いらっしゃると思いますが
ハリ、マイシロは下記で出てくるので
覚えておいて下さい。
インコースがスタートに不安あり
まずはシンプルなバージョンから
はじめていきます。
インに乗艇する選手がスタートが遅い、
及びフライングを持っている時です。
インがスタートで後手を踏むと
ハリに行くとまくりをくらったり
何とか先に回ろうとして
1マークに寄って行くと
マイシロがなく窮屈になり
差されます。
なのでスタートに不安がある
インコースは逃げが決まりにくいです。
エンジン力がない
こちらの場合も非常に厳しいです。
エンジンパワーが劣勢の時は
自身のスタート勘と
タイミングにズレが生じます。
スタートするまでに
合わせる事も非常に難しく
思い切って行く事しか出来ないので
スタートタイミングにバラつきがでます。
パワーがないと
スタート後に他艇に直線で負けやすく
1マークの先取りが厳しい状態に陥ります。
2.3.4コースの選手の状態
インの選手の能力だけでは
どうしようもない時があります。
そんな事例をご紹介していきます。
2.3.4コースの選手が伸びが強烈
イン逃げに影響を及ぼすのが
2.3.4コースのいずれか1人でも
伸びが強烈な場合
イン逃げは非常に困難となります。
2コースが伸びる場合
2コースが伸びる場合は
カベにして逃げることもありますが
インの選手はハリに行くと
直まくりをくらうし
そのまま伸ばすと差しが決まりやすくなります。
いわゆる2コースの自在戦です。
3コースが伸びる場合
2コースの選手が
先程のインの選手の状態とになります。
2コースがハレないと
差しに入る時、レバーを落とすのが早くなり
その間を捲り差しが決まりやすくなるし
3コースから伸びられると
捲られたくないので
早めに握ってしまいターンマークを外す
原因となったりもします。
4コースが伸びる場合
基本的にはカドというポジションなので
伸びるとカドまくりがメインです。
そして、絞れなくともスロー勢は
ハリにくると窮屈になるため
切りシロが取りにくいため
4コースから差しが決まりやすくなります。
また逆のパターンですが
2.3.4コースの選手が
極端にエンジン力が弱い場合も
2コースが弱い場合は3コース選手が有利
3コースの選手が弱い場合は
4コースの選手が有利となります。
進入が乱れる場合
代表的な選手の名をあげれば
西島義則、江口晁生、深川真二など
イン屋と言われる選手たちがいます。
また、6号艇の時だけ動きを見せる選手であったりと
スロー勢だけが深くなったりすれば
イン逃げの確率は下がります。
このタイプが一番わかりやすいと思います。
最後に
今回はイン逃げが決まりくい条件を書いてみました。
イン逃げ配当は当然安く
点数を絞らないとトリガミになったり
せっかく的中してもあまり増えなかったり
なぜインが負けるのか?
負けるには負ける理由があるのです。
もし困っている方がいれば、何度でも読み返し
スタート展示や前走リプレイ等を見直せば
インが飛びそうなレースは
なんとなくわかってくると思います。
ではまた。