2020年4月1日より
不良航法の点数が変更になりました。
減点7から減点10に
引き上げられることになりました。
それに加えて
11月1日から男子体重も下限が
51㎏から52㎏に
引き上げになります。
今回は
不良航法の点数引き上げと
不良航法と妨害失格の
違いについて
書いていきたいと思います。
タップできる【目次】
不良航法の減点が7から10に引き上げ
選手は優勝するために
予選を戦い抜きます。
予選の順位を決めるのに
点数制度で加点方式を
設けています。
例：予選すべてのレースで1着だと
予選トップ通過で
準優勝戦も1枠をもらえ
それに勝つと
優勝戦も1枠がもらえる。
こんな感じでとらえて
もらえればと思います。
ですが不良航法や転覆など
減点の対象になるものもあり
そのトータル点数で
予選順位が決定します。
余談になりますが
準優勝戦で不良航法をとられると
賞典除外となり
賞典レース（優勝戦含む）には
出走できなくなります。
予選道中では
2度の不良航法で
賞典レース除外となります。
2020年4月1日からは
減点7から10に
引き上げられました。
得点増しレース以外
1着点数が10なので
1着でゴールしたとしても
不良航法を取られると
減点10なので
差し引き0点ということになり
6着の選手より点数が低くなります。
不良航法って何？
そもそも不良航法って何なの？
不良航法には
斜行違反と
追い抜き違反があります。
斜行違反とは
直線競走中に先行艇や
後続艇が切り返し（進路変更）
したときに不利を与えた場合に罰則がある。
※各競艇場で決まりがあり
バックストレッチでの
斜行は認めていない
競艇場もあります。
これに違反すると
不良航法として
減点が与えられます。
追い抜き違反とは
後続艇は先行艇を
追い抜く際には左方向にみて
追い抜かなければならない
決まりがあり
これに違反した場合。
※ただし他艇の妨害や
その他のやむを得ない場合や
安全な間隔がある場合は
この限りでないとなっています。
これを読んだだけでは
なかなか難しいですよね。
不良航法の例
不良航法の例をご紹介します。
・一周1マークでインから
先に1号艇がターンマークを回ります。
ですが、大きく膨れてしまい
内側に2号艇が迫ってきています。
回ってすぐに2号艇をブロックするように
内側へ締め込みをし
引き並みの上をなぞらせました。
1号艇は1着でゴールするも
斜行違反の不良航法となった。
これが斜行違反にあたります。
・1周2マーク
1着争いを1号艇と2号艇と4号艇が競っていた
その少し後方で
6号艇が直線で伸ばしてきています。
6号艇も出来るなら
2マークを先に回りたい
2マークを4号艇が
先に回ろうとしたところに
6号艇が4号艇の内側から
ぶつけて先に回りました。
いわゆるダンプというやつです。
4号艇が不利をうけた為
不良航法となるのです。
これが追い抜き違反にあたります。
ダンプしていても
不良航法を取られていない
レースもあるじゃない？
と疑問を浮かべた人もいるかもしれません。
これに関しては
各競艇場には
審判員という方が
レースの公平さを判断
するために常駐しています。
この審判員が判断するので
各競艇場によって
変わってきます。
簡単に説明すると
他艇に不利を与えてしまい
順位を落とさせたら
不良航法になる可能性が高いと
覚えておいてもらえたら
良いと思います。
妨害失格とは？
では、妨害失格とは何なのでしょうか？
不良航法よりも
罰則が厳しいのが
妨害失格です。
妨害失格とは
自艇が他艇に
著しく不利を与え
競走不能にする。
自分のせいで
相手に転覆やエンスト状態に
さしてしまうと
妨害失格となります。
先ほども例に上げましたが
内側から突っ込み
他艇に接触し転覆を
させてしまった場合。
他には自艇が振り込んで転覆し
その上に他艇も乗り上げ
相手も転覆や競争不能状態（エンストなど）に
させてしまう事も含まれます。
妨害失格は減点15で
その一節間は賞典レース除外となり
準優勝戦や得点増しレースには
乗れなくなります。
まとめ
今回は不良航法の点数
引き上げに伴い
不良航法と妨害失格に
ついて書いてみました。
水上の格闘技とも
言われているボートレース
どうしても避けられない事故は
あるのですが
罰則強化により少しでも
事故が減ってくれればと思います。
