ボートレース用語で
【帰郷】というものがあります。
帰郷は地元に帰るということです。
なので選手は帰郷処分となれば
自宅に帰る事を意味します。
欠場とは何が違うのか?
また「途中帰郷」「即日帰郷」「即刻帰郷」
の違いについて
皆さんと共有したいと思います。
タップできる【目次】
途中帰郷
途中帰郷は
レース開催期間中に
帰郷する事です。
1番多いのが
レース中での事故による怪我
レース開催期間中の病気です。
他には家事都合や
自己都合などかあります。
家事都合は身内の不幸などです。
自己都合は期末にあるのですが
4期連続通算勝率という規定があります。
この規定は4期連続通算勝率が3.80以下の場合
強制引退に追い込まれます。
そのため通算勝率が3.80を
上回った時点で帰郷するのです。
即日帰郷
即日帰郷は
前検不合格
非常識なフライング
スタート事故
失格
大きく分けて4つあります。
前検不合格
これは選手には
レース開催の前日に行われる
前日検査での事です。
前検遅参をしたり
身体検査で病気と診断されたり
私物検査で通信機器の持ち込みや
アルコール飲料類の持ち込みなどで
規約に違反した場合は
前検不合格として
即日帰郷処分を下されます。
非常識なフライング
2013年11月から0.05秒以上の
タイミングでフライングをした場合は
非常識なフライングとして
即日帰郷処分となります。
スタート事故
フライングと出遅れの2種類です。
一節間(開催期間中)に
フライング2回すると
即日帰郷処分となります。
出遅れも同一で2回すると
即日帰郷処分となるのです。
失格
違反には
転覆、落水、待機行動違反
妨害失格、不良航法などがあります。
これらの失格を一定の
複数回以上犯した場合は
即日帰郷処分となります。
即日帰郷はその日に荷物をまとめて
出ていかなくてはいけません。
その日に2回出走予定の
1走目で即日帰郷の事象が発生したとしても
2走目には出走出来ます。
即刻帰郷
即日帰郷は最も重い処分です。
即日帰郷は1走目で犯してしまうと
2走目は欠場扱いとなり
出走する事が出来ません。
レース後
すぐに荷物をまとめて
帰らなくてはなりません。
さらに褒賞懲戒委員会に
かけられ処分が下されます。
処分内容は数か月の
出場停止処分が多いです。
では実際どのような事をして
即刻帰郷となるのでしょうか?
フライングに気付かないで完走
フライングをすると
直ちにコースアウトしないといけないところ
そのまま周回を重ねて
ゴールしてしまったケース。
モーターの原形を変えた
他の選手のモーターや
プロペラを整備しては
いけないのですが
モーターに触れてしまったケースや
他の選手のプロペラを
叩いてしまったケースもあります。
展示ピットから離れず
展示航走でピットから離れる事が
出来ずに周回展示に
参加出来なかったケースもあります。
まとめ
今回は帰郷について解説しました。
途中帰郷は処分はないものの
即日帰郷はその後のレースに参加出来ず
賞金を獲得出来なくなります。
また即刻帰郷は
褒賞懲戒委員会にかけられ
数カ月の出場停止処分が下されます。