2020年のSGボートレースメモリアルは
ボートレース下関で開催されます。
下関といえばナイター開催とあり
馴染みのある方が多いのではないでしょうか?
知っている方も知らない方も
もう一度水面特徴と
現在のモーター相場について
おさらいしますのでご覧ください。
タップできる【目次】
広大な水面
まず水面は周防灘の瀬戸内海に面した
海水のプール型水面です。
ナイター開催となった
2017年4月からは
うねり対策も施され
海水なのに静水面となっています。
ナイター開催の他場との違いは
LED照明が設置されていて
画面越しでも明るさが伝わってきます。
そしてなんといっても広大な水面です。
大時計から対岸までが130.5m。
1マークから対岸までが91m。
ピットから2マークまでが173m。
ピットからの距離が長いので
インコースが深くならず
楽に進入出来る為
インコース勝率が高い
理由の一つに挙げられます。
他にはピット離れが良い選手は要注目です。
特に外枠の選手がピット離れが良くて
内側に進入し連に絡むことも見かけます。
広さがあるので
ダッシュ勢も助走距離をたっぷりとれる為
前付けや進入がもつれると
ダッシュ一撃に期待が持てます。
ポイントは風
夏場はバック側の横風がよく吹きます。
この横風がスタートライン付近で
追い風や向かい風に変化するので
開催序盤は地元選手や準地元選手などが
スタートを決めやすいと考えてもよさそうです。
コース別成績
集計期間:2019年1月1日~12月31日
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1コース | 58.7 | 17.2 | 7.6 |
2コース | 12.7 | 26.9 | 19.5 |
3コース | 11.1 | 20.7 | 21.1 |
4コース | 10.4 | 18.5 | 21.8 |
5コース | 5.3 | 10.8 | 17.2 |
6コース | 1.6 | 6.2 | 13.1 |
2019年のデータです。
特筆すべきはインコースの2連対率でしょう。
1着率は58.7%と高い数字で
2連対率は75.9%と
1日12レースで
インコースが2着までに入るレースは
9回もあるのです。
年間トータルしての数字ですから
かなりインコースの信頼度は
高いと言えるでしょう。
夏場のコース別成績
集計期間:2019年6月1日~8月31日
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1コース | 53.4 | 21.8 | 8.1 |
2コース | 15.8 | 25.9 | 20.7 |
3コース | 11.8 | 19.7 | 20.0 |
4コース | 12.0 | 18.5 | 22.2 |
5コース | 6.5 | 8.3 | 15.6 |
6コース | 1.1 | 6.3 | 13.8 |
2019年夏場のコース別成績です。
メモリアルは8月25日から開催されるため
夏場のデータだけに絞りました。
インコースの2連対率が75.2%となっていて
やはりインが強い水面で
あることは間違いないでしょう。
この数字は一般戦がメインとなっているため
SGクラスとなると
もう少し数字は上がるでしょう。
次に2.3着率に注目してみます
2コースが46.6%とトップも
3コースが39.7%で
4コースが40.7%になっていて
インコースが逃げたとしても
2.3着は2~4コースまでは
激戦となりそうです。
侮ってはいけないのが3着のデータです。
6コースでも13.8%あり
我々は絞る予想がカギとなりそうです。
穴党はオッズが偏る傾向なので
6コースが連に絡むと
イン逃げ万舟などがねらい目となりそう。
注目機とそれを引いた選手
初おろしは2020年3月16日で
約5か月が経過しており
相場は固まっています。
さっそく注目機とそれを引いた選手をご紹介していきます。
11号機
ダブルエース機と言われる1機です。
2連対率は57.2%で
優出5回優勝1回です。
初おろしから軽快な動きをみせていて
整備回数も0回と
素性のいいモーターだという事は明白です。
特徴は出足から行き足の繋がりが抜群で
回ってから他艇を置き去りにしている
シーンも見受けられました。
このエース機を引いた選手が
東京支部の石渡鉄平です。
実績モーターでSG初制覇へ
まっしぐらと行きたいところですね。
28号機
ダブルエース機のもう一つは
2連対率が46.5%で
優出4回優勝1回のモーターです。
こちらも整備回数が0回と
素性がよくて乗り手を選びません。
特徴は起こしから出足への
繋がりが良く非常によさげに感じました。
旋回力のある選手が乗れば
間違いなく優勝候補になるでしょう。
そして28号機を引いたのは
三重支部の新田雄史です。
旋回力はトップクラスです。
レース巧者の新田が引いたことにより
初日から大注目となりそうです。
新田選手はたまにピット離れで
飛ぶ事もある選手なので
6号艇で前付けがなくても要注目です。
他には近況好調機をいくつかご紹介します。
整備で当たりを出した
29号機を引いた瓜生正義。
出足と回り足が良い
17号機を引いた井口佳典。
2連対率53.5%を誇る
63号機を引いた森高一真。
この5機に注目してみたいと思います。
最後に
ボートレースメモリアルが
明日から開催されます。
当然全ての選手が超一流であり
ハイレベルなレースになる事は
間違いないでしょう。
その中で地元勢の活躍も気になるところです。
最年長の今村豊筆頭に
ダブルエースの白井英治と寺田祥に
谷村一哉と原田篤志が参戦します。
「初日は地元から」
という格言があるように
狙ってみても面白いかもしれません。