皆さんは澤大介という選手をご存じでしょうか?
三重支部のアウト屋として
現在も活躍している選手です。
アウト屋で有名なのは
阿波勝哉が思い浮かぶでしょうが
彼もまたコアなファン層では
人気を博しています。
タップできる【目次】
アウト屋とは?
今では希少になってきている
アウト屋について
少しふれておきます。
6コース専門の選手の事を指します。
2021年現在では
阿波勝哉、澤大介、小川晃司の3名しかいません。
6コースのみの進入で
全て6コースからレースをします。
基本的な戦略はチルトをMAXまであげ
プロペラは回り足や出足を捨て
伸び一本に偏らせ
スタート後伸ばして
内5艇を絞りまくりが多いです。
ちなみに新人の選手が6コースから
戦うのとは異なります。
澤大介という選手はどんな選手なのか?
まずはプロフィールから
支部 | 三重 |
登録番号と期 | 3852 79期 |
主な同期 | 吉川元浩・阿波勝哉・山本寛久など |
デビュー日 | 1996年11月21日 |
現在級別 | B1級 |
初優勝 | 2008年2月3日 |
デビュー後枠なり進入をしていたが
スローからのスタートや
進入の駆け引きなどか苦手だったそうで
2004年からダッシュ一本でレースをする
スタイルに変更します。
このダッシュ屋への転向は
ダッシュからなら負けても仕方ないと
言い訳が出来る転向であった事を本人は
明かしています。
同期であった阿波勝哉から
ダッシュ一本に転向したことから
2枚のプロペラをプレゼントされます。
そのペラを手にした澤大介は
今まで経験したことのない
伸びを体験し
そこから成績は右肩上がりと
なっていきました。
それがきっかけとなり
仕事に対する姿勢やレースに対する姿勢
など変化が訪れたといいます。
初のA1級が見えて来た2009年に
アウト屋に転向する事を決意し
6コース専門の選手になりました。
それからはG1などで活躍をするも
アウト屋にとって一番苦しめた
持ちペラ制度の廃止により
徐々に成績を落とし始めます。
B1級とA2級を行ったり来たり
の得点率を繰り返している状態でした。
ただ本人は
「アウト屋を辞めるなら、選手を辞める」
という覚悟を持っており
スタイルを貫き通してきました。
枠なり進入に参戦を決意
同支部の坂口周が開設しているYouTube番組
ボートレース坂口周chで
澤大介がアウト屋を
卒業する事を発表しました。
6コース専門を止めるなら
選手も辞めると言っていた
彼が何故そうなったのでしょうか?
番組から一部抜粋していきます。
6コースにプライドがあったのに何故?
「まずプライドとか言うてる点数じゃ
なくなってきた。」
「現在のオーナープロペラ制度になって
どこかで無理やと思っていた。
けど、何かあるはずやと!
信じてやってきたけど
これだけやって…
答えはあるはずやけど
自分には無理かなと」
枠なり進入でやっていくにあたり
進入で前付けに来た選手は入れるのか?
「前付けを入れると言うと
それはそれであかんと思う。
今のところビジョンは見えていない。
だけど基本枠なりで
若干淡白な感じになると思う。
(他の選手に)なめられたらあかんから
死守する所は死守するけど。」
前付けに行くのか?
「イン屋にはならない。
それは絶対にならない。」
と坂口周の質問に答えていました。
最後に
澤大介はこれから
フライング休みに入ります。
次節は休み明けの3月2日から宮島で出走予定です。
その宮島から枠なり進入となるようです。
やはりオーナーペラ制度に変わり
伸びが中々つかないのと
前任者のペラを大幅に叩き変えるなど
大変だったのでしょう。
前期の得点率も
4.44と苦しんでいる様子が伺えます。
ただ舟券購入側の我々としては
4カドの澤大介は魅力的ですよね。
スタートからのまくり展開や
攻め手になるので
5コースの選手や6コースの選手に
展開が向く可能性が高まります。
澤大介といえば
6コースからの大まくりもあれば
器用にまくり差す事も出来る
能力の高い選手だと思います。
枠なり進入で苦労もするでしょうが
A1返り咲きと記念レースに出場している
澤大介を見てみたいですね。