初心者に徹底解説！競艇場の水質の違いと特徴。

ボートレース場は全国で24場あります。
その中で水質も違いがあるのです。

淡水、海水、汽水があります。

淡水では
工業用水を使用したプールや
湖を使用している
レース場などがあります。

今回はその水質の違いについて
解説していきます。

これを読み終えたときには
水質の違いと特徴を理解出来ます。

海水・汽水のレース場

まず、海水の場は下記となります。

大村、福岡、若松、
下関、徳山、宮島、
児島、丸亀、鳴門、
津、常滑、蒲郡、
浜名湖、平和島、江戸川
以上の15場が海水を含んだ場です。

※福岡、江戸川、浜名湖は
汽水のため含んでいます。

海水の特徴

大きな特徴は２つあります！
まず、塩分を含んでいる為
体重が重いレーサーも
そうでないレーサーとの差も
それほど影響がありません。

次に、水面の状態です。
干潮時は水面が安定する為
乗りやすさがあり
スピードターンがしやすくなる為
握っていく選手が有利です！

外からならまくりやまくり差しが
決まる率があがります。

満潮時は逆に水面が
不安定になりスピードターンが
出来にくい状態になる為
差しが有効になり内側が有利となります！

スタートについて

干満差がありスタートに
及ぼす影響が懸念されます。

ボートレーサーの
スタートは定時定点といって
景色と時計を合わせて
スタートを切るのですが
干満差で景色が
かなり変わってしまう為
スタート感がつかみにくいと
されています。

ただ常滑のように水門を締めて
干満差をなくしたりしている
レース場もあるため
干満差があるレース場には
潮汐表があるので
チェックしてください。

それを踏まえたうえで
開催初日などは地元の選手に
スタートが見えている等の
アドバンテージがあります！
地元選手や走り慣れている選手に
注目してみて下さい。

汽水の特徴

海水と淡水が混ざり合った水を
汽水と呼びます。

塩分濃度が
0.05％以下が淡水
0.05～3％が汽水
3.5％が海水
※塩分濃度だけの比較にしています。

汽水に関しては
江戸川、福岡、浜名湖と3場です。

この3場は塩分濃度の違いがあるので
海水のレース場や
淡水のレース場と違って
単純に比較は出来ません。

一つ言えるのは
3場ともに風が強く吹きやすく
水面が荒れる傾向にあります。

それに加えて福岡は独特のうねり。

江戸川ボートには上げ潮、下げ潮。
難水面としても有名です。

淡水のレース場

唐津、芦屋、尼崎、
住之江、びわこ、三国、
多摩川、戸田、桐生
以上9場となります。

淡水の特徴

淡水の特徴について
塩分を含んでいないので
浮力が小さい為
体重差とエンジン差に直結します。
体重差は5㎏違うと
1艇身（0.15秒）差が出ます。
体重の下限が
男子52㎏女子47㎏と
5㎏差があるため
男女混合戦なら
女子有利となりますよね。

水質に関しては
海水に比べると硬い為
乗り心地が悪いと
着取りに影響が出やすいです。

乗り心地が良いとターンがしやすく
思ったところに艇を操縦できるので
良い成績を残すことが
出来るのが特徴です。

新聞などの
選手コメントにも
注目してみてください。

スタートについて

淡水なので当然干満差はなく
景色は変わらない為
比較的スタート感は
つかみやすいです。

当然風やエンジン差の影響があるため
一概には言えませんが一度つかめば
1節間通して安定していることが多いです。

まとめ

今回は水質の違いについて解説しました。
最後にまとめておきます。

ひとつづつ覚えていってもらえれば
舟券購入時にも必ず役に立ちます。