藤原菜希選手が
即刻帰郷となったレースがあります。
即刻帰郷といえば
褒賞懲戒審議会にかけられ
処分が決定するという
ボートレース界では
一番厳しい処遇です。
なぜそのような事態になったのか?
今回はその一連の流れを調べましたので
皆さんと情報共有していきたいと思います。
タップできる【目次】
プロフィール
生年月日 | 1986年4月20日 |
身長 | 156㎝ |
体重 | 47㎏ |
出身 | 大阪府 |
支部 | 東京 |
登録番号 | 4627 |
登録期 | 107期 |
級別 | A2 |
即刻帰郷のレース
まずは即刻帰郷となったレースを振り返ります。
2020年2月20日
尼崎ボートで行われた
ヴィーナスシリーズ第4戦
UCCカップ 4日目 9レース
1号艇 藤原 菜希
2号艇 中西 裕子
3号艇 武藤 綾子
4号艇 櫻本 あゆみ
5号艇 中里 優子
6号艇 生田 波美音
1号艇で出走した藤原選手は
難なく逃げきり体制で
押し切って航走していました。
2周1マークで後続で競っていた
5号艇の中里選手が振り込んで
失速しエンスト状態となり
レース復帰に向け
エンジンをかけ続けていました。
3周1マークで先頭で航走の
藤原選手が抜く直前で
中里選手のエンジンが再始動し
航走再開が可能となりました。
ここまではよくある光景です。
この後が問題のシーンとなります。
藤原選手が3周2マークを回り終え
直線に戻ってゴールラインを通過する前に
減速をしました。
後続艇とも差が開いていて
着が入れ替わることはなかったのですが
この減速が問題とされ
騒擾(そうじょう)を
惹起(じゃっき)する可能性のある航法
とされ即刻帰郷処分となりました。
なぜこのような減速をしたのか?
という疑問があると思いますが
レースには不完走失格という
ルールがあります。
このルールは先頭艇がゴールしてから
30秒以内にゴールしないといけません。
もちろん選手たちも
このルールを把握しているので
おそらく藤原選手もこのルールがよぎり
先頭艇だったので
優しさからくる減速だったのでしょう。
ちなみに中里選手は
6着完走しています。
この減速がなければ
不完走失格だったわけです。
第335回褒賞懲罰審議会
2020年6月5日に行われた
褒賞懲罰審議会で
藤原選手の処分が下りました。
向こう12ヶ月の出場停止処分
(不適切な航法、騒擾惹起)が決定し
あっせん停止となりました。
と公式発表がされました。
ファンの反応
ファンの反応について
処分が重いのではないのか?
なぜ12ヶ月なのか説明してほしい。
元ボートレーサーが起こした
八百長問題が大きく影響したのでは?
そもそも審判の判断もあるのでは?
全てではないですが
私が調べた中では
藤原選手を擁護する声の方が
多く見受けられました。
最後に
藤原選手の処分について
私の意見になりますが
はっきり言って重すぎます。
公正なレースを行う事に
ついてはもちろん理解はしています。
前例を作ると
不完走失格をなくそうとする
レーサーが出てくることも想像が出来ます。
それでも12ヶ月のあっせん停止は厳しいと思います。
1年間無職という事になるのですから。
最後の主観を入れてしまいましたが
藤原選手の復帰を心から望んでいます。
そして復帰した時には
ファンとして精一杯
応援したいと思います。